PRESS RELEASE2026.6.12
超小型衛星STARS-Xプロジェクト
「宇宙テザー技術を用いたデブリ捕獲の技術実証」用のテザー素材として
カーボンナノチューブを提供

実験モデル/静岡大学 能見研究室
高性能カーボンナノチューブ「CNT」とその製造装置を開発・販売する株式会社カーボンフライ(東京都江東区)は、静岡大学 能見研究室で開発した、超小型衛星STARS-Xプロジェクトに、CNT製テザーを提供しました。これは「宇宙テザー技術によるデブリ捕獲の技術実証」において、ダミーデブリを繋ぎ留めるロープとして使われます。軌道エレベーターの実現に不可欠とされる、高強度・軽量のCNTが、宇宙開発に貢献していきます。

CNTのSEM画像
◾️ 背景と目的
近年、地球周回軌道上に蓄積されたスペースデブリ(宇宙ごみ)が、人工衛星や国際宇宙ステーション(ISS)にとって大きな脅威となっており、その解決策の一つとして、高強度かつ軽量な繊維技術を活かしたデブリ捕獲・除去システムの開発が進められています。
◾️ 釣糸製造技術が宇宙で果たす役割
軽量頑丈な素材であるカーボンナノチューブと、株式会社ワイ・ジー・ケー(本社:徳島県鳴門市、代表取締役:齊藤隆文)が釣糸製造で培ってきた精緻な製紐技術を使って開発した複合糸は、スペースデブリを捕獲するためのネットを繋ぎ留める【リード材(導線)】としての特性を備えており、今回の技術実証ではその性能が宇宙空間で検証されます。長年にわたり培ってきた「釣糸製造技術」と当社製の高品質CNTが、宇宙環境の保全に貢献することが期待されています。
◾️ 静岡大学 能見研究室で開発した超小型衛星によるSTARS-Xプロジェクト

超小型衛星STARS-Xプロジェクトは、 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の公募する「革新的衛星技術実証3号機」の実証テーマに「宇宙テザー技術を用いたデブリ捕獲の技術実証」で採択されています。
◾️ 株式会社ワイ・ジー・ケー
釣り糸(フィッシングライン)の製造・販売を行っているメーカーで、特にPEラインの製造においては、日本トップクラス、世界でも上位を争う生産量を誇るとされています。「XBRAID(エックスブレイド)」というブランド名で知られており、独自開発の製造プラントを駆使し、高品質な釣り糸を数多く生産しています。