JAXA主催「超小型衛星利用シンポジウム2023」にて、弊社のカーボンナノチューブ製テザーによる超低高度軌道維持ミッションが紹介されました。

2023年2月21日、X-NIHONBASHI　TOWERにおいてJAXA主催「超小型衛星利用シンポジウム2023」が開催されました。

当社は、セッション2の超小型衛星ミッション拡充プログラム第１回公募で選定されたSTARS Space Service社による【カーボンナノチューブ製テザーによる超低高度軌道維持ミッション】に素材分野にて参画しています。

当社の100%カーボンナノチューブ(CNT)テザーは、その物質特性からEDT（ElectroDynamicTether）原理による導電性テザー（ケーブル）としての活用が期待されています。

本ミッションでは、EDT素材に弊社のカーボンナノチューブ製導電テザーを採用し、CNTテザーに電流を流すことでローレンツ力を発生させ、このローレンツ力によって人工衛星を電気推進させようというものです。

このCNT導電性テザーによる電気推進は。衛星そのものに推進剤（ジェット噴射等）の搭載が不要になり、重量低減化と共に超低軌道衛星の飛躍的な長期運用を実現します。

また、電流収集をストップさせローレンツ力を発生させなければ、衛星を即時に大気圏に突入させ焼却（燃焼）させることが可能で、衛星の宇宙デブリ（ゴミ）化を防止します。

当社は様々な可能性を秘めてカーボンナノチューブの宇宙素材としての活用を広め、こらからますます拡大する宇宙ビジネスに貢献してまいります。