2022年春、本格的に始動し始めたカーボンフライでは、社名のロゴデザインに頭を悩ませていました。いくつかのデザイナーやデザイン会社に相談し、提案を頂いても、どこかで見たことあるような、そんな感覚のまま、自分たちらしいデザインに出会うことができず数ヶ月が過ぎていました。

シマダタモツ氏はカーボンナノチューブやテンのバックグラウンド、カーボンフライの目指す未来を解き解いて、4つの案を用意してくれました。最終的も私たちが選んだ案は、シマダタモツ氏も予想外の一番シンプルなものでしたが、だからこそ、私たちのカーボンナノチューブの特徴である真直性を最も分かりやすく表していると感じたのでした。まっすぐなカーボンナノチューブが右肩上がりに上っていく、更には自由自在に形を変えて社会に拡がっていく、まさに私たちが思い描く未来の形でした。カーボンフライらしいデザインに出会えた瞬間です。

ロゴマークから始まったコーポレートデザインに取り組んで約1年。改めて、シマダタモツ氏にカーボンフライのデザインについて聞きました。

依頼をうけた際の率直なお気持ちをお聞かせください。

これまで多くのロゴマークをデザインされていらっしゃいましたが、今回、カーボンフライのCI/VI制作にあたってのこだわりはどんなところでしょうか。

候補をいくつか提示いただいた中で、テンが選んだものが、最もシンプルだったのですよね。

CARBON FLYという社名だけでなく、AからZまで全てフォントもオリジナルで作ってくださいました。その意図をお伺いしたいです。

カーボンフライではこの1年、CI/VIをベースにさまざまなものにデザインを展開してきましたので、これからも色々なアプリケーションでクリエイティビティを表現していきますのでご紹介していきます。