technology

イノベーションで理想を現実へ

explainカーボンナノチューブとは?

カーボンナノチューブとは、
グラフェンをチューブ状にしたナノ材料であり、
一層のものを単層カーボンナノチューブ、
複数層のものを多層カーボンナノチューブといいます。
直径0.6~数十nmに対して長さはミクロンオーダーのため
一次元のナノ材料ともいわれ、
従来の常識を超える物理的性質(力学・電気・熱)や
科学的特性を持っています。

propertiesカーボンナノチューブの
優れた特徴。

例えばカーボンナノチューブの力学的性質は​、
鋼鉄と比較して引張強度が100倍、ヤング率は5倍、密度は6分の1。
​これらの性質は同じ炭素原子からなる炭素繊維生地も上回ります。
さらに銅に対して10倍の熱伝導性や1000倍の導電耐性を持ち、
柔軟性、耐熱性、摺動性も腐食性にも優れます。

  • 強度 鋼鉄の100倍
  • 熱伝導性 銅の10倍
  • 導電耐性 銅の1000倍
  • 耐熱性 融点は無酸素で3000度以上

inovationカーボンフライが確立した
新たな量産技術。

従来カーボンフライの革新

  • 製造
    方法

    量産ベースでCNT1本1本の長さ・径の制御が可能。
    従来の粉体だけでなく、CNT100%の繊維・フィルムの作成を実現。

  • 純度

    触媒および
    不純物を内包

    触媒および不純物を
    ほとんど内包しない

  • 形状分布

    長さと径が不均一

    長さ・径の制御による
    均一な分布

  • 加工性

    CNTどうしが
    不規則に
    絡まっており
    加工が困難

    繊維・フィルムに
    加工可能

  • 走査型
    電子顕微鏡
    (SEM)